伸ばしていたロングヘア→ハンドドライだけでまとまる大人ボブ
今回はI様の事例です。
I様のお悩みは、
・クセで広がりやすい
・手で乾かしただけで形が決まるようにしたい
・可愛くなりすぎない雰囲気がいい(子供っぽくなりすぎないように)
・前髪を作り下ろしたい
・ばっさり切りたい!
お悩みに対して僕がご提案したのが、 乾かしただけで形になる前髪ありの前下り大人ボブです。
before
施術内容
シャンプー後、形をつくるベースのウェットカットをします。 まず長さ設定を決めていきます。I様は襟足にやや生え癖があり中途半端の長さだと跳ねやすくなり扱いずらくなる・頬骨の一番出ている高さを見て一番柔らかく見える印象になる長さがあごラインと判断しました。
襟足は自然に収まるように下を向いていただきながらカットし、その上からグラデーションカット(上が長くて下が短い段が入るカット)を積み重ねていき、後ろの丸みがほしい所まで入れていきます。
サイドは、全体が丸すぎると可愛い印象になり易いので、丸みを残しつつ顔周りに行くにつれやや前下りにし、シャープに見えるようカットでできる段の幅を狭くしていきます。そうするとほどよく女性らしい丸みがでたまま顔周りが閉まるのでクールな大人な雰囲気になり易いです。
頭の上層部は、骨格にあった適正のレイヤーカット(上が短くて下が長い段が入るカット)を入れていき前髪に移ります。
前髪は作って下ろしたいのですが、それだけだとどうしても可愛い印象に引っ張られがちなので、ほどよく毛先に隙間をつくり肌を見せることによって和らぎ、目に光も入るので表情がより明るく見えます!
1度乾かしドライカットに移ります。 毛先を少しだけ馴染ますようにチョップカット(はさみを縦に入れて毛先をギザギザにカットする技法)をしていきます。 I様の髪質ではすきバサミを使うとパサつきやすくなってしまうため、丁寧にはさみで襟足・耳後ろの量を調整したら完成です。
After
オイル・クリーム・ミルクタイプの洗い流さないトリートメントをつけると更にツヤ感も増します。
ぜひ参考にしてください。